はじめに

AndroidStudioへの移行は必須!

AndroidStudioは2013年のGoogle I/O 2013で発表され、プレビュー版、ベータ版の公開をし、その後、2014年12月8日に正式バージョン1.00がリリースされました。それに伴い、EclipseのADTの公式配布が終了となってしまいました。

EclipseADTの配布が終了し4ヶ月が経ち、AndroidStudioも落ち着いてきているのでそろそろ移行をと考えてる方ようにメモしておきます。
やはりGoogle公式IDEなので、EclipseサポートよりAndroidStudioへ力を入れているようです。

AndroidStudioの使用感は、Eclipseよりも若干重く感じましたが(スペックの影響もあるので一概に言えない)、ビューなどの見易さや全体的な使い勝手はEclipseに勝ると思います。
Eclipseから移行した人はショートカットやメニューの位置が違うこと、ディレクトリ構成が違うので最初はすこし戸惑うと思います。
普段からIntelliJ IDEAで開発をしている人はすぐに慣れるインターフェイスです。

実行OSはWindows,Mac,Linux環境で動作するため、Eclipseが動作している環境であれば導入はどの環境でもできます。

旧環境(Eclipse + ADT)から新環境AndroidStudioへ

GoogleはAndroidStudioを発表した2013年のGoogle I/Oより、Android開発環境を発表しました。
2014年12月8日に正式バージョン1.00がリリースされたことでEclipseADTの配布も終了しGoogleもAndroidStudioを開発環境へ推奨しています。まだEclipseADTのサポート自体は終了していないのと、サポートを終了することを明確に記していないので当面の間はEclipseADT環境でも開発できるとおもいますが、いつサポート終了するかもわからないので早めに移行しておきましょう。

2015/7更新
[Android]2015年末EclipseADTサポート終了!早急にAndroidStudioへ移行しましょう

サポートが終了した場合も当面開発は可能と思われますが、AndroidStudioのSDKアップロードで追加されている機能の対応ができなくなっていくので、サポートが終了する前には移行をしておくと良いと思います。

Eclipse既存プロジェクトの移行の場合は、EclipseのプロジェクトをそのままAndroidStudioで読み込むことができるので、移行自体はさほど工数を必要としません。※別項参照

移行についての公式アナウンス

公式アウウンスでも“ADTでEclipseを使用していた場合は、Androidのメーカーは現在、Androidのための公式のIDEであることに注意してください、あなたはすべての最新のIDEの更新を受信するには、Androidのメーカーに移行する必要があります。”とあります。

デベロッパーサイトより引用:

ADT (Android Developer Tools) is a plugin for Eclipse that provides a suite of tools that are integrated with the Eclipse IDE. It offers you access to many features that help you develop Android applications. ADT provides GUI access to many of the command line SDK tools as well as a UI design tool for rapid prototyping, designing, and building of your application’s user interface.

Note: If you have been using Eclipse with ADT, be aware that Android Studio is now the official IDE for Android, so you should migrate to Android Studio to receive all the latest IDE updates. For help moving projects, see Migrating to Android Studio.

If you still wish to use the ADT plugin for Eclipse, see Installing Eclipse Plugin.

Google翻訳:

ADT(Androidの開発者ツールは)のEclipse IDEに統合されているツールのスイートを提供するEclipse用のプラグインです。それはあなたがAndroidアプリケーションの開発に役立つ多くの機能へのアクセスを提供しています。 ADTは、コマンドラインSDKツールの多くにGUIアクセスだけでなく、ラピッドプロトタイピング、設計、およびアプリケーションのユーザインターフェイスの構築のためのUIデザインツールを提供しています。

注:ADTでEclipseを使用していた場合は、Androidのメーカーは現在、Androidのための公式のIDEであることに注意してください、あなたはすべての最新のIDEの更新を受信するには、Androidのメーカーに移行する必要があります。ヘルプ移動プロジェクトでは、Androidのメーカーへのマイグレーションを参照してください。

それでもEclipse用ADTプラグインを使用する場合は、Eclipseプラグインのインストールを参照してください。

http://developer.android.com/tools/help/adt.html

移行作業について

インストールはこちらより
http://developer.android.com/sdk/index.html

新規でAndroidStudioを使うメリット(Eclipse + ADTとの比較)

・ビルドツールがAntからGradleへ
・レイアウト周りのビューのstyle設定値が可視化している
・Android各端末のレイアウト状態が分かる ※Eclipseも同機能ができていた
・ライブラリの取り込みが容易
・ショートカットのマッピングキーが違う
・リファクタリングに強い
・プラグインが豊富 ※Eclipseでよく使うプラグインは代わりになるものが大体あるように思えます

などなど色々なメリットが多く、Eclipseでしかできないような便利機能もないように感じます。
ただショートカットやデバッグ方法などはEclipseで慣れている場合、再度覚え直さないといけないとか・・・くらいかとおもいます。

Vimキーバインドにするプラグイン

vimキーバインドにするプラグインで、Eclipseの場合はgvimプラグインでしたが、AndroidStudioではIdeaVimというプラグインでVim風にすることができます。

IdeaVimはこちら
https://github.com/JetBrains/ideavim

細かいvimの設定は.vimrcファイルの代わりに、~/.ideavimrcが担います。

EclipseプロジェクトをAndroidStudioへ移行する手順

AndroidStudioのディレクトリ構成とEclipseのディレクトリ構成はすこし違っています。AndroidStudioはGradle構成になっていて、Gradleビルドを行う場合に、AntやMavenのように専用のディレクトリ構成に変更したり、特別なことをしたりすることなく実行できます。

EclipseプロジェクトをAndroidStudioへ移行する場合は、Eclipse構成のディレクトリをそのままAndroidStudioからimportを行うことで、自動的にAndroidStudioのディレクトリ構成に変更してくれます。またSDKのバージョン違いなどもエラーで通知してくれたうえ、自動修正用のリンクを用意してくれていたりと至れりつくせり状態です。
※読み込みのライブラリが複数ある場合はそれらを取り込む作業が必要になります

またはEclipseからGradle構成でエクスポートし、AndroidStudioで読み込むことも可能です。

参考:
http://dev.classmethod.jp/smartphone/android/eclipse-project-to-android-studio/

EclipseプロジェクトからAndroidStudioプロジェクトへ変換したディレクトリ構成

Eclipseプロジェクト:
e

上記EclipseプロジェクトをAndroidStudioにimportしたあとのディレクトリ構成が下記です。

AndroidStudioプロジェクト:
e

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