はじめに

GooglePlay上のSEOロジックは当然ながら公式で公開されていません!
ロジック自体も内部で更新されているので、追っていくのも難しい状態です。

公式に下記のように記載されています

Google Play では毎日何千もの新しいアプリが追加されるため、Google Play ストア上の検索結果の上位は絶えず進化していきます。Google Play での様々なアプリが公開されていることと、掲載順位アルゴリズムの更新によって、検索結果でのアプリの掲載順位が変化することがあります。Google ではどのアプリについても、常に特定の掲載順位で Google Play に表示されることは保証できません。

ただ、アバウトにランキングに影響を与える項目は公開しているため、それらを参考にランキング外にならないように考えてみます。

アプリのエクスペリエンスを向上させてランキングアップを図る

公式にアプリユーザの評価を大きく評価してランキングに影響を与えていると記載しています。特に評価・口コミ・ダウンロード数を要因とするようです。

Google Play の検索では、ユーザーの行動やフィードバックに基づくアプリのエクスペリエンス全体が考慮されます。アプリのランキングは、評価、クチコミ、ダウンロードなど各種要因の組み合わせに基づいて決定されます。

エクスペリエンスについて

Googleは規約・ポリシー内でエクスペリエンスを特に重要としています。アバウトな表現ですが、ユーザに評価される対応が特にSEOとしても評価されます。

ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念である。

UXは、認知心理学者でApple Computer社(当時)に勤務していたDonald A. Norman博士の考案した造語と言われている。操作感や使いやすさといった「ユーザインタフェース」「ユーザビリティ」という概念は個々の要素やその振る舞いに着目して使われることがほとんどだが、UXはより包括的な、一連の操作から得られる体験の総体を意味する概念である。

UXと密接に関係するもので同博士が発表した概念として「ユーザ中心設計」がある。これは、ユーザにとって何が望ましいかを検証しながら開発を進めることによって、製品がユーザにとって使いにくいものにならないようにするための考え方である。

ちなみに、Microsoft社のWindows XPの名称の由来となっているのは、UXの「experience」である。現在では、UXという言葉は、インターネットやコンピュータの分野だけでなく、幅広いビジネスの分野で使われている。「UX」と略称で表記されることもある。

引用:
http://e-words.jp/w/UX.html

アプリ最適化

アプリの最適化を行うことで、ユーザに見つけもらいやすくなり、結果エクスペリエンスの向上につながります。

包括的なストアの掲載情報を作成する
ストアの掲載情報のテキストは、アプリを見つけてもらいやすくすることにとって非常に重要です。Google Play でアプリに関するストアの掲載情報を最適化する際のヒントは次のとおりです。

タイトル

タイトルは、理解しやすく、一般用語を避け、アプリの内容を効果的に表す固有のものにしてください。
タイトルは簡潔にまとめてください。タイトルが長いと、ユーザーの使用端末に応じて切り捨てられる可能性があります。
一般的な用語を使う場合は細かいスペルミスに気を付けてください。スペルミスのない用語で検索される可能性があります。
説明

ユーザーと、ユーザーがアプリに期待していることに焦点を当てます。
Google Play ストアでアプリの説明を確認し、最も重要なテキストが「スクロールせずに見える位置」に表示されるようにします。
説明には SEO のベスト プラクティスをご利用ください。ただし、スパムや IP 侵害(キーワード スパミング、なりすましなどの)に関しては Google Play のコンテンツ ポリシーをご覧ください。
プロモーション テキスト

アプリのエクスペリエンスを簡潔に 1 行で説明します。このテキストは Android の古いバージョンでのみ使用されます。

画像アセット
アプリのアイコン、画像、スクリーンショットを用意すれば、検索結果、カテゴリ、特集アプリの一覧でアプリを目立たせることができます。

必ずしもすべての画像アセットがストアの掲載情報に必要なわけではありませんが、アプリの対応プラットフォーム(携帯電話、7 インチ タブレット、10 インチ タブレット)がわかる品質用スクリーンショットを追加することをおすすめします。

ユーザーを多様化する
ストアの掲載情報をローカライズする

Google ではストアの掲載情報の自動機械翻訳をご利用いただけますが、これでアプリの定義は万全というわけではありません。とは言うものの、説明をローカライズしておけば検索結果は向上し、世界中のユーザーに見つけてもらいやすくなります。アプリのストアの掲載情報のページで、[翻訳を追加] をクリックし、ローカライズ対象の言語を選択します。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/4448378?hl=ja

アルゴリズムのヒント

具体的にアルゴリズムから向上するための4つの方法が記載されています

重み付けや値の詳細情報は Google 検索のアルゴリズムに属するものですが、次の取り組みによってアプリのランキングを向上させることができます:
・持続性がありユーザーにとって意味のあるエクスペリエンスを築く。
・定期的な更新でアプリのメンテナンスを行って改善する。
・評価やコメントの形式でユーザーがフィードバックを提供しやすい環境を作る。
・ユーザーに返信したり問題に対処したりすることで優れたカスタマー サービスを提供する。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/4448378?hl=ja

スパム・ランキングに悪影響を与えないことで現状のランキングキープを図る

Googleではスパムなどの不正なアプリは禁止しています。アプリの評価を下げランキングを下げることになるので、最適化と合わせて、こちらも実施をすることがよいです。

Android ユーザーに優れたサービスを提供できるようにするため、Google Play ポリシーではスパムの公開を禁止しています。好ましくないコンテンツ、不正なコンテンツ、繰り返しの多いコンテンツ、関連性の低いコンテンツを Google Play に公開しないでください。こうしたコンテンツは、アプリの評価を下げるだけでなく、否定的なレビューの原因となり、アプリの公開やデベロッパー アカウントの停止につながるおそれがあります。

Google Play デベロッパー プログラム ポリシーに反することをした場合、ランキングが下がる・ランキング外扱い、またはアプリ削除などになってしまいます。
https://play.google.com/about/developer-content-policy.html

偽りの評価やレビュー

良いレビューはランキングを上げる要因としてあげられています。そのため、不正にレビューを操作することでランキングを操作することが考えられますが、Googleではそういった不正なレビューは禁止しています。

評価やレビューはアプリの品質のベンチマークであり、ユーザーはそれらが真実で妥当であるものと信頼しています。アプリのデベロッパーは、そのアプリや競合アプリの評価やレビューに対して人為的に影響を与えようとしてはなりません。偽りの評価やレビューの投稿や、アプリのレビューにスパム コンテンツを記載するような行為は禁止されています。

アプリユーザにレビューに関してガイドラインを提供しています。

偽りのまたは不適切な評価やレビュー
評価やレビューの品質を維持できるように、Google Play ポリシーでは、個人が評価やレビューを使用できる方法を制限しています。特に、評価やレビューを使って Google Play でのアプリの掲載順位に影響を与えることは、ポリシー違反となります。

アプリのデベロッパーは必ずこうしたガイドラインに従ってください:

評価を操作しようとしない – 直接または間接に、あるいは競合アプリの評価を操作することによって、自分のアプリの評価、レビュー、掲載順位を操作する試みに関与しないでください。いかなる方法でも、人為的にレビュー、評価、インストールを増やそうとしてはなりません。
インセンティブによって評価を誘わない – 何らかの報酬の提供や、評価とアプリの機能を結び付ける方法などによって、アプリの評価に対するインセンティブをユーザーに提供してはなりません。
アプリを複数回評価しない – Google Play での掲載順位に影響を与える目的で、アプリに対して複数回レビューや評価を行ってはなりません。
レビューに不適切なコンテンツを含めない – レビューにアフィリエイト、クーポン、ゲーム コード、メール アドレス、ウェブサイトや他のアプリへのリンクを含めてはなりません。ユーザーのレビューに返信する場合、サポート アドレスやよくある質問のページなど、参考となるリソースへの参照は自由に記載してください。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/2985810?hl=ja

ユーザーの評価の勧誘

Googleはユーザにインセンティブとなる対価と交換に評価を求めるようなアプリも禁止しています

評価に対してインセンティブを提供しない – ユーザーにどのような形でも、Google Play の自分のアプリ(または他のアプリ)への評価に対するインセンティブを提供してはなりません。アプリの機能やコンテンツを何らかの形で評価と結び付けることはできません。

インセンティブを提示せずにアプリの評価をユーザーに求めることは可能です。たとえば、「ゲームが気に入ったらぜひ Google Play で評価してください!」と記載するのはかまいません。しかし、インセンティブを提示してアプリの評価をユーザーに求めることはポリシー違反です。たとえば、「このアプリを評価して 500 コインをゲットしよう」、「5 つ星の評価で 500 コイン進呈!」と記載することはできません。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/2985810?hl=ja

キーワード スパム

Googleは公開時のアプリマーケット情報で不正なアプリか判断する材料としています

Google Play にアプリを公開する際、ストアの掲載情報に記載するアプリのタイトルと説明には特に注意する必要があります。これらの項目はユーザーにアプリを認識してもらうために重要です。アプリの優れている点を強調することで、ダウンロードを増やすのに活用します。覚えやすいタイトルと魅力的な説明が、効果的なマーケティングには不可欠ですが、アプリのコンテンツと同様に、これらの項目でも Google Play ポリシーに従う必要があります。

簡単に回避できるような誤りによって、アプリのタイトルや説明が、意識せずにスパムポリシーに違反してしまうデベロッパーは少なくありません。アプリのタイトルや説明でのスパム違反は通常、次のおすすめの方法を守ることで回避できます。

アプリの優れている点を強調する – アプリに関する興味深く、面白い事実をユーザーと共有します。アプリが特別である理由をユーザーにわかりやすくしてください。
アプリを正確に記述する – タイトルと説明で、アプリの機能とユーザー エクスペリエンスを正確に記述します。
キーワードを繰り返さない – キーワードの繰り返しや誇張は避けます。
無関係のキーワードや参照は含めない – 掲載順位や関連度を操作する目的で、関連のないキーワードを説明に含めてはなりません。
簡潔にする – 説明は簡潔で明瞭にします。説明が短くなるほど、画面の小さい端末でのユーザーの利便性が高くなる傾向があります。長すぎたり、詳しすぎたり、反復が多すぎたりすると、スパム ポリシーへの違反となります。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/2985717?hl=ja&ref_topic=2985712

アプリのコンテンツ、タイトル、アイコン、説明、スクリーンショットに虚偽または誤解を招くような情報を含めてはなりません。

たとえば下の例では、非常に初歩的なマス目のパズル アプリを、レーシング ゲームのように掲載情報に記載しています。これはポリシー違反です。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/4450588?hl=ja&ref_topic=2985712

ウェブ表示スパムとアフィリエイト スパム

Googleはアフィリエイト目的のアプリや複製アプリは禁止しています

Google Play に公開するアプリは、独自のコンテンツを提供する必要があります。主な機能が他者のウェブサイトを複製する、またはフレーム化するだけのアプリを公開してはなりません(許可を受けている場合は除きます)。

同様に、主な機能がウェブサイトへのアフィリエイト アクセスを増加させるだけのアプリを公開してはなりません。アプリの主要な目的が独自のコンテンツや機能の提供である場合に、アフィリエイト取引を含めることは認められますが、主な(または唯一の)目的が別のウェブサイトへのアフィリエイト アクセスを増加させることであるアプリの公開は、Google Play ポリシーに違反します。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/2985871?hl=ja&ref_topic=2985712

Googleはどのように不正と判断しているのか?Googleの情報は驚異

レビューやダウンロードを通常のダウンロードとブーストダウンロード、通常のレビューと不正なレビューをどのように見極めているかについてですが、こちらもロジックは公開されていないため、憶測になります。

過去記事でも記載しましたが、人の審査が入ったことで、より細かく見ているとは思いますが、レビューやダウンロードに関しては機械的なロジックで追っているはずです。
[Android]2015/3/17発表GooglePlay仕様変更「アプリ審査実施と新レーティングシステム」について

Googleが持つユーザ情報について

Googleは対象アプリのインストール数・アンインストール数・アクティブ率・離脱率にそれらの実行時間もわかっています。
アカウントより、ユーザが使っているアプリからユーザの趣味嗜好などの情報も持っています。
さらに、ユーザのipアドレス・回線・地域(市区町村まで)・性別・年齢・端末のバージョン・ブラウザもあり、これらも全てを判定材料としています。

レビューについて

不正なユーザのレビューの場合、同一人物または関係者が複数アカウントで複数回レビューを記載することが考えられます。
この場合、アカウントの起動率・アプリインストール数・アカウント作成日時を特に見られます。

Googleは下記のアカウントのレビューが多い場合、不正とみなす可能性があります

1.レビューをした日付とアカウントを作成した日時が近い ※レビュー用のアカウントの可能性が高い
2.アカウントのアクティブ率が低い(アプリ数・起動回数など) ※レビュー用のアカウントの可能性が高い
3.レビュー地域が密集している ※同一人物または関係者が操作していること可能性が高い

ダウンロードについて

ダウンロードで不正なスパムは「ブーストをしているか否か」で間違いないです。

Googleは下記の場合にブーストとみなす可能性があります

1.直リンクのインストールが多い
2.短期間・ある一定期間で急速にインストールが多い
3.インストールに対するアンインストール率が高い

その他おすすめの備忘録

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