はじめに

1からMacにRails環境を構築する方法と概要についてメモします。
パッケージ管理ソフトはhomebrewを使用します。

Command Line Toolsインストール

Macで開発を行うためのコマンドラインツールをインストールします。

参考抜粋
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デベロッパ ポータルから直接、Xcode コマンド ライン ツールを .dmg ファイルとしてダウンロードすることができます。
Mac で https://developer.apple.com/downloads/index.action にアクセスします。
インストールの途中で Apple Developer としてログインするよう求められます。
[Downloads for Apple Developers]リストで、必要な[Command Line Tools]の項目を選択します。
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参考:
http://www.hulinks.co.jp/support/fortran/f_macosx018.html

Homebrewインストール

パッケージ管理ソフトのHomebrewをインストールします。Macにパッケージ類をインストールするためのソフトです。

インストール

$ ruby -e “$(curl -fsSL https://raw.github.com/mxcl/homebrew/go/install)”

インストール確認(バージョンチェック)

$ brew -v

homebrewのバージョンが表示されれば成功です

rbendインストール

Rubyのバージョン管理に使用するrbenvをインストールします。
rubyのバージョンアップの切り替えをサポートするツールです。

rbend,ruby-buildインストール

$ brew install rbenv ruby-build

rbendのパスを設定します

echo ‘eval “$(rbenv init -)”‘ >> ~/.bash_profile
echo ‘export PATH=”$HOME/.rbenv/shims:$PATH”‘ >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile

Rubyインストール

rbenvを使いrubyのインストール可能バージョンを確認します

$ rbenv install -l

上記よりインストールしたいrubyを選びインストールします

$ rbenv install (バージョン名)

例) 2.3.0のrubyをインストールする場合

$ rbenv install 2.3.0

※The Ruby openssl extension was not compiled. Missing the OpenSSL lib?エラーとなる場合
参考http://to-developer.com/blog/?p=1197

インストール確認をします

$ rbenv versions

関連ディレクトリの更新 ※しないといけない

$ rbenv rehash

参考
http://dqn.sakusakutto.jp/2014/02/rbenv_rehash_what_it_does.html

使用するrubyのバージョンを設定します

$ rbenv global 2.3.0

rubyのバージョンを確認します

$ ruby -v

ここでバージョンが2.3.0になっていれば成功です。

失敗した場合、PATHを確認します

$ which ruby

/usr/bin/rubyなどの場合はPATHが正しくありません

PATHの設定を行います
下記はbashの場合の.bash_profileにパス設定を行いますが、zshなどの場合はファイルを変更してください。

echo ‘export PATH=”$HOME/.rbenv/bin:$PATH”‘ >> ~/.bash_profile
echo ‘if which rbenv > /dev/null; then eval “$(rbenv init -)”; fi’ >> ~/.bash_profile

再度PATHを確認します

$ which ruby

/Users/*******/.rbenv/shims/rubyのようになっていれば成功です。

再度rubyのバージョンを確認します

$ ruby -v

ここでバージョンが2.3.0になっていれば成功です

Railsインストール

ruby標準のダウンロードツール(コマンド)gemを使いインストールします。

RDoc(Documentation from Ruby Source Files)をインストールします

$ gem install rdoc

※これをいれずにRailsをインストールすると「file ‘lib’ not found」がでます。

bundleライブラリを使ってrailsとその他gemをインストールする

Rails開発で使いそうなライブラリもgemでインストールしておきます。
gemをまとめて管理するためにbundleライブラリが用意されています。
gemfileにインストールするgemのリストを作るとインストールできます。

bundlerをインストールします

$ gem install bundler

gemfileの初期設定を行います。

bundle init

※カレントディレクトリにGemfileが作成されます。

Gemfileを次のように追加します。(よく利用するgemを仮にインストール設定します)

source “https://rubygems.org”

gem “rails”
gem “mysql”
gem “sqlite3″
gem “rake”
gem “uglifier”
gem “json”

gemのインストールを行います

$ bundle install –path vendor/bundle

Railsのバージョンを確認します

$ sudo rails -v

2016/12現在5.0.0.1が最新です

gemコマンド参考

Railsプロジェクト作成

新規Railsプロジェクトの構成を作成します

$ sudo bundler exec rails new .

Gemfileを上書きするか聞かれますが、Yで上書きしてください。

Railsプロジェクト実行

Railsプロジェクトの直下でサーバを起動します

$ sudo bundler exec rails s
=> Booting Puma
=> Rails 5.0.0.1 application starting in development on http://localhost:3000
=> Run `rails server -h` for more startup options
Puma starting in single mode…
* Version 3.6.2 (ruby 2.3.0-p0), codename: Sleepy Sunday Serenity
* Min threads: 5, max threads: 5
* Environment: development
* Listening on tcp://localhost:3000
Use Ctrl-C to stop

ブラウザでアクセスすることでRailsの初期画面が表示します。(起動を中止する場合はCtrl+Cです)
http://localhost:3000

その他おすすめの備忘録

 

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